ハチのムサシ
major debut Single
1970年代の大ヒット曲「ハチのムサシは死んだのさ」のリメイクとして原曲のバンドギター菊谷氏により歌詞を書き換え、『ハチのムサシは生きていた』と21世紀に見事蘇らせた。
CD│2003.11.21 GRCX-18
iTunes配信│2017.07.31
℗ 2017 TOKUMA JAPAN COMMUNICATIONS
ハチのムサシ
作詞:菊谷英紀 作曲:平田隆夫 編曲:奥田美弥子
C/W 果てしなき荒野
作詞・作曲・編曲:平田隆夫
Digital distribution
<ハチのムサシiTunesで復活しました>
2017年7月31日。デビュー曲『ハチのムサシ/cw 果てしなき荒野』が、
レーベル元、徳間ジャパンさんのご協力のもと廃盤であったCDがiTunesで復刻。配信スタートとなりました。
デビューから14年ぶりの激動です!
きっかけは、ファンの皆様から「ハチのムサシ買いたいんだけどもう無理なんだね」「カラオケDAMにあるんだよね!歌いたいから買いたい!」
そんなお声が有難いことに増えてきたこと。
その皆様の言葉をダメもとで徳間ジャパンさんに連絡してみました・・・。
すると廃盤で未だ無名である私の話を快く聞いてくださり、面倒な手配やらあったことでしょう。ですがお蔭様で、CDに収録されていたインストも含めた全ての曲が復活いたしました!
ジャケットも当時のまま復刻。
なんと有難い再販でしょうか。徳間ジャパンの皆様、そして何よりファンの皆様のお声をいただけたことがすべての原動力になりました。
視聴で聞くだけでも、当時のレコーディングの風景を思い出します。
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<当時の思い出>
2曲ともフルバンド。管楽器もパーカスも。歌謡曲のレーベルだったのですが、そのレーベルのこだわりが「生音」でした。
ハチのムサシのアレンジは、大人たちの会議の結果、ラテンのアレンジに。ラテンジャズはもともと個人的に大好きだったので出来上がるのがとても楽しみでした。
演奏の録音日とボーカル録りは別日だったのですが、演奏のときに仮歌でマイク前に立たされました。
右も左もわからず必死。
でも、生の演奏に体が楽しくノッタのだけは覚えています。
そんなレコーディング初日。バンドの方の中からフルートの方が歌い終わった私に握手を求めてこられました。
「久しぶりに楽しかったよ♪」・・・わたしはただ笑顔で「ありがとうございます!」と返し。
一部始終を見ていたプロデューサーが「P:こら!お前!この人を誰と思ってんだ!歌手に声をかけてくれるなんてめったに無いお人なんだぞ!その凄さが分かってんのか!!!」
すんごい怒られました(汗)
わかりませんよ。その時は挨拶したり名刺交換しているのは、お偉い大人ばかりでしょう。わたしなんて放り出されただけの歌い手でしたから。
でも、そのやりとりが今でも歌手としての喜びであり、辛い時の自信として大きな言葉になっています。
レコーディング前は、原曲のセルスターズのバンマス。平田隆夫先生にボイスレッスンを受けました。
平田先生からこのハチのムサシの楽曲をリリース許可をいただくのも困難でした!
「ためしに何でも歌ってごらん」・・・
そう言われ、ロック・ポップス・当時の流行の大黒摩季さんも歌ってみました。それがダメなら小比類巻かほるさんでどうだ!などど、小娘は必死にたくさんの曲を先生たちの前で歌いました。
先生たち=セルスターズ のバンドの皆さん揃って小娘の歌を聞いているのか聞いていないのか?分からず、事務所の関係者と呑みながらの宴(汗)
小娘はその大人たちが全然私の方を見てくれず、背中ばかりを見ながら歌いまくっていました・・・
(あぁ・・・ハチのムサシ歌えないのかも・・・好きなのに)そう思って、最後の最後、
やけになって「布施明さんの霧の摩周湖」をカラオケに入れました。
『♪きりーにぃー・・・』と歌い始めたその瞬間、ザザザッと大人たちが一斉に振り向き笑顔で私のところに寄ってきました!
「平田先生:いいよ!これいいよ!これ歌えるならハチのムサシ歌っていいよ!」握手でそう仰ってくださった平田先生。
その握手から窪田友紀子に「歌手」と言う肩書きを名乗ってもいいのか・・・そんな一歩だったと思います。
なので、カップリングの『果てしなき荒野』は、なんとなく霧の摩周湖を彷彿とさせますよね。先生の愛情を感じました。尚且つ、すんごい難しい歌がこのカップリングです(笑)
ハチのムサシはリメイクなので、完全オリジナルではなかったことから、当時キャンペーンでこの「果てしなき荒野」をとても大事に歌いました。
そして高音が活かされたメロディー。キャンペーンのステージでも、この曲の高い音程だけは外さないよう、聞き所だけは新人で無名の私が名刺代わりに配れるメロディー。他はアクシデントで失敗したとしても、そこだけはいつも外さないように勝負していました(懐かしい・・・)
「名刺代わり」歌謡ステージに呼ばれることも多かった次期ですが、この曲で無謀にも”ライブハウス”で歌ったことも(^^;)そんな歌謡エリアでない場合は、
ラテンのムサシなので、グロリアエステファンのコンガも歌ってみたり♪ 「名刺代わり」か・・・いまだに考えます(笑!)
ところで、初めてのボーカル録りは、怒られてばっかり。結局、演奏の録音で仮で歌った歌声がリリースされました(笑)
そんなこんなの、月並みですがデビュー曲って思い入れはありますね。
その後、ライブを続け。ラジオを続け。
今こうしてライブを見に来てくださるファンの皆様がいらっしゃって「あの曲買えないの?」と言った
声をいただける。本当に感謝でいっぱいです。
鳴かずとばずでも歌い続けてきて良かった・・・ほんとうにそう思った、このiTunes復刻劇です。
徳間ジャパンの皆様、
ファンの皆様 ありがとうございます。
これからも応援よろしくお願いいたします。
2017.07.31 窪田友紀子
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2017年7月31日。デビュー曲『ハチのムサシ/cw 果てしなき荒野』が、
レーベル元、徳間ジャパンさんのご協力のもと廃盤であったCDがiTunesで復刻。配信スタートとなりました。
デビューから14年ぶりの激動です!
きっかけは、ファンの皆様から「ハチのムサシ買いたいんだけどもう無理なんだね」「カラオケDAMにあるんだよね!歌いたいから買いたい!」
そんなお声が有難いことに増えてきたこと。
その皆様の言葉をダメもとで徳間ジャパンさんに連絡してみました・・・。
すると廃盤で未だ無名である私の話を快く聞いてくださり、面倒な手配やらあったことでしょう。ですがお蔭様で、CDに収録されていたインストも含めた全ての曲が復活いたしました!
ジャケットも当時のまま復刻。
なんと有難い再販でしょうか。徳間ジャパンの皆様、そして何よりファンの皆様のお声をいただけたことがすべての原動力になりました。
視聴で聞くだけでも、当時のレコーディングの風景を思い出します。
<当時の思い出>
2曲ともフルバンド。管楽器もパーカスも。歌謡曲のレーベルだったのですが、そのレーベルのこだわりが「生音」でした。
ハチのムサシのアレンジは、大人たちの会議の結果、ラテンのアレンジに。ラテンジャズはもともと個人的に大好きだったので出来上がるのがとても楽しみでした。
演奏の録音日とボーカル録りは別日だったのですが、演奏のときに仮歌でマイク前に立たされました。
右も左もわからず必死。
でも、生の演奏に体が楽しくノッタのだけは覚えています。
そんなレコーディング初日。バンドの方の中からフルートの方が歌い終わった私に握手を求めてこられました。
「久しぶりに楽しかったよ♪」・・・わたしはただ笑顔で「ありがとうございます!」と返し。
一部始終を見ていたプロデューサーが「P:こら!お前!この人を誰と思ってんだ!歌手に声をかけてくれるなんてめったに無いお人なんだぞ!その凄さが分かってんのか!!!」
すんごい怒られました(汗)
わかりませんよ。その時は挨拶したり名刺交換しているのは、お偉い大人ばかりでしょう。わたしなんて放り出されただけの歌い手でしたから。
でも、そのやりとりが今でも歌手としての喜びであり、辛い時の自信として大きな言葉になっています。
レコーディング前は、原曲のセルスターズのバンマス。平田隆夫先生にボイスレッスンを受けました。
平田先生からこのハチのムサシの楽曲をリリース許可をいただくのも困難でした!
「ためしに何でも歌ってごらん」・・・
そう言われ、ロック・ポップス・当時の流行の大黒摩季さんも歌ってみました。それがダメなら小比類巻かほるさんでどうだ!などど、小娘は必死にたくさんの曲を先生たちの前で歌いました。
先生たち=セルスターズ のバンドの皆さん揃って小娘の歌を聞いているのか聞いていないのか?分からず、事務所の関係者と呑みながらの宴(汗)
小娘はその大人たちが全然私の方を見てくれず、背中ばかりを見ながら歌いまくっていました・・・
(あぁ・・・ハチのムサシ歌えないのかも・・・好きなのに)そう思って、最後の最後、
やけになって「布施明さんの霧の摩周湖」をカラオケに入れました。
『♪きりーにぃー・・・』と歌い始めたその瞬間、ザザザッと大人たちが一斉に振り向き笑顔で私のところに寄ってきました!
「平田先生:いいよ!これいいよ!これ歌えるならハチのムサシ歌っていいよ!」握手でそう仰ってくださった平田先生。
その握手から窪田友紀子に「歌手」と言う肩書きを名乗ってもいいのか・・・そんな一歩だったと思います。
なので、カップリングの『果てしなき荒野』は、なんとなく霧の摩周湖を彷彿とさせますよね。先生の愛情を感じました。尚且つ、すんごい難しい歌がこのカップリングです(笑)
ハチのムサシはリメイクなので、完全オリジナルではなかったことから、当時キャンペーンでこの「果てしなき荒野」をとても大事に歌いました。
そして高音が活かされたメロディー。キャンペーンのステージでも、この曲の高い音程だけは外さないよう、聞き所だけは新人で無名の私が名刺代わりに配れるメロディー。他はアクシデントで失敗したとしても、そこだけはいつも外さないように勝負していました(懐かしい・・・)
「名刺代わり」歌謡ステージに呼ばれることも多かった次期ですが、この曲で無謀にも”ライブハウス”で歌ったことも(^^;)そんな歌謡エリアでない場合は、
ラテンのムサシなので、グロリアエステファンのコンガも歌ってみたり♪ 「名刺代わり」か・・・いまだに考えます(笑!)
ところで、初めてのボーカル録りは、怒られてばっかり。結局、演奏の録音で仮で歌った歌声がリリースされました(笑)
そんなこんなの、月並みですがデビュー曲って思い入れはありますね。
その後、ライブを続け。ラジオを続け。
今こうしてライブを見に来てくださるファンの皆様がいらっしゃって「あの曲買えないの?」と言った
声をいただける。本当に感謝でいっぱいです。
鳴かずとばずでも歌い続けてきて良かった・・・ほんとうにそう思った、このiTunes復刻劇です。
徳間ジャパンの皆様、
ファンの皆様 ありがとうございます。
これからも応援よろしくお願いいたします。
2017.07.31 窪田友紀子